不可能ボトル概要

不可能ボトルは、もしかしたらボトルシップのようなものかと思われるかもしれません。瓶の中に船が入っているもので、おそらく誰でも一度くらいはテレビや実物で見たことがあるでしょう。

どうみても瓶の口のサイズよりも大きなサイズの、瓶一杯の大きさにもなるような立派な船が中に鎮座しているものです。

不可能ボトルは確かにこのボトルシップと似てはいます。しかし意味合い的にはちょっと異なります。ボトルシップは、おそらく作り方はそのものは誰にでも分かることでしょう。

確かに完成品の船をそのまま口から内部に入れることはできないのは明らかですが、部品の一つ一つを内部で組み立てたのだと想像はつきます。

瓶の内部という非常に限られた空間内で、しかも口から差し込むことのできるような道具や器具をうまく使って船を組み立てるのは極めて大変な作業には違いありませんが、根気と手先の器用さがあれば確かに可能ではあるはずです。

不可能ボトルの始め方

不可能ボトルの始め方ですが、これはパズルの世界の話ですから、パズル用品を扱うショップを当たってみることが良いでしょう。

不可能ボトルはそれを作るのに必ずしも長時間の作業は必要ありません。知恵の輪が、コツさえつかめば本当に一瞬のうちに外れるように、不可能ボトルもそのコツを知っておけば一瞬では難しいかもしれませんが比較的短時間のうちに作ることができます。もちろんそれは中に入れようとする物にもよります。

ボトルシップとの違い

これに対して不可能ボトルというのはちょっと違います。不可能という名前のとおり、一見するとまず不可能だろうと思えるような物体が内部に入っているのです。瓶の口のサイズよりも大きいものである点は同じですが、それは組み立てられた船ではありません。

そうではなくて、例えばテニスボールであったり、箱に入ったトランプのカード一組であったりというように、単純に内部で組み立てることができるような部品に分解できるものではありません。

不可能ボトルの魅力

不可能ボトルの魅力は、根気や手先の器用さをアピールすることではありません。同じボトルに入った作品であっても、それはどちらかというと驚き、不可思議さをもたらすものです。

別の言い方をすれば、作品を見た人から、これは細かい作業でさぞかし大変だったでしょう、どれくらいの時間がかかったのですかなどと聞かれることを望むのか、それともこんなものができるはずはない、一体どうすればこんな作品ができるのですかと驚かれることを望むのかという違いだということもできます。

なお、不可能ボトルはいわゆる力づくでその物体をボトル内に入れているのではありません。また、通常は切れ目のないような物体をこっそり切断してボトル内部で接着剤によりくっつけているような真似はしていません。

不可能ボトルは知恵の輪の構造に似ている

これはある意味でパズルです。知恵の輪というパズルを知っているでしょう。典型的なものは2つあるいはそれ以上の金属片が絡み合っていて、容易に外れるようにも見えてなかなか外れませんし、少なくとも力ずくではパズルを破壊でもしない限りは絶対に外れません。

でもうまいやり方をするとスルッと外れるというパズルです。この不可能ボトルは知恵の輪に似ています。ちょっと外れそうにない絡み合った金属片をうまいやり方で外す代わりに、ちょっと入りそうにないボトル内にうまいやり方で大きな物体を入れるものと考えればよいでしょう。

何日も、場合によっては数か月とかそれ以上もかけてコツコツと作るようなものではありません。時間のあまりない人にもおすすめできるのが不可能ボトルの魅力の一つです。

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