
ギター概要
ピアノと並び多くの人に趣味として親しまれている楽器としてギターが挙げられます。現在、一般的に使用されているギターの大部分は、クラシックギターとフォークギター、エレキギターの3種類です。
本来はクラシックギターとフォークギターを合わせてアコースティックギターですが、アコースティックギターあるいは略してアコギというと金属製の弦を張ったフォークギターをさすことが多いです。
クラシックギターの弦は、現在はナイロンですがかつては羊のガット、つまり腸で作られていたためガットギターとも呼ばれています。エレキギターは集音や発音に電気を使い、楽器本体をシールドケーブルで音の増幅器であるアンプにつないで演奏します。
また楽器本体とアンプの間には、エフェクトペダルという音色を変えたり、ハモらせたりする機能を持つ機器を設置するのが一般的です。
この機器の存在により、優しい音色や凛々しい音色、荒々しい音色まで変化させることができます。さらに、一人で演奏しているのに二人で演奏しているように見せかけることもできます。
弦を6本張るギターが一般的ですが、低音弦を増やした7弦あるいは8弦のものがあり、さらにきらびやかな音を発する12弦ギターが存在します。
普通は利き手側で弦を弾き、反対側の手でネック上の弦を押さえます。弾くのには指の先や爪を使って弾くフィンガーピッキング奏法と金属やプラスチックでできたピックを使って弾く奏法があります。これがギター概要です。
ギターの始め方
ギターの始め方としておすすめなのは、自分のギターを購入したあとプロ講師に習いに行く方法です。購入する際には詳しい友人に着いてきてもらい、楽器店で新品を購入するのが最適です。
インターネットでも購入できますが、楽器それぞれの個体差、プレイヤーの体格と楽器のマッチング、音と見た目の印象などは実物を見て触ってみないとわからないため、楽器店で試奏しなければなりません。
初心者セットというものが存在しますが、付属している弦やピック、チューナーなどのグッズ類の質が低いセットが多いため、友人に助言をもとめてそれぞれを個別に買うほうが賢明です。
中古ギター市場は成立していますが、楽器の状態を判断するのが初心者には難しいため、国内メーカーの新品を購入するのが最もリスクが低いと言えるでしょう。
入門書や入門DVDが多数存在し、購入しやすい状況にあるのですが、やっぱりプロ講師に教わるのか一番の上達の近道です。書籍やDVDを利用する方法では、自分がきちんと弾けているのかが把握しづらく悪い癖も発見しづらいため、上級者に教えてもらうのが一番です。
プロ講師は自分も演奏が上手いだけではなく、教えるのに慣れていますし、指導法が合理的で伝え方も優れているため、月謝を払って指導を仰ぐ価値はあります。
何より、生の音を出すためミスやエラーに敏感なので、ギターの正しい扱い方を身につけることができます。
ギターの魅力
ギターの魅力はなんといっても手軽なことです。ピアノのように高価で場所を取ることがなく、手に入れたらすぐに普段生活している場所で練習を始めることが可能です。
アコースティックギター、エレキギターともに演奏するときには同居者や近隣住民への配慮が必要ですが、気を付ければトランペットのような大音量に心配はないので特別な防音設備も必要ありません。
一人でも楽しめる
さらにギターは一人で楽しむことも、人と一緒に楽しむこともできるのが魅力です。アコースティックのフィンガーピッキングでは、旋律と和音、ベース音を一人で出せるため完成された音楽を気が向いた時に奏でることができます。
またロックやポップスカントリーなどでは、ギターはアンサンブルの一員です。他の演奏者と一緒に力を合わせて演奏することで、たくさんの人を楽しむことができ、その瞬間がたまらないためギターは死ぬまで続けたいと言うひともいます。