
ボトルシップ概要
誰もが一度は見たことがある瓶の中に浮かぶ船、これをボトルシップといいます。どうやって作るのか、と気になる方も多いと思いますが、いくつかの作業を施すことで作り上げることができます。
現在ではこのボトルシップの製作を趣味としている方も多く、興味を持つ方もいます。
そんな方のためにこれからボトルシップ概要と、ボトルシップの始め方を説明します。
ボトルシップの作り方には三種類あり、引き起こしタイプと分解してから組み立てるタイプと偽ボトルシップの三つに分かれます。
これらのように作り方が幅広いのもボトルシップの魅力の一つです。
ボトルシップの種類・始め方
引き起こしタイプは瓶の口に入るくらいの大きさの船をあらかじめ外で作成し、そのままボトルに入れます。続いてマストなどは瓶の中で組み立てます。
次に分解してから組み立てるタイプですが、これは一番難しい方法で制作のプロは主にこの方法で組み立てています。
まず船のパーツを分け、それを一つ一つ瓶の中に入れ瓶の中で組み立てていきます。くっつける方法は様々ですが一般的にはボンドなどを使っていきます。
くっつけては乾かしてを繰り返していくので、引き起こしタイプに比べ忍耐力が必要になります。
偽ボトルシップの方式は瓶の底を切り抜いてその中に組み立てた瓶を入れ、最後にその切った部分を接着剤でくっつけるといった方法です。
初心者の方や見栄えだけを気にする方はこの方法でも良いでしょう。
これらの方法を使ってボトルシップを作っていきますが、他にも用意すべきものも知っておく必要があります。
ボトルシップに必要な道具
まずは鉛筆や物差しなどです。これらは設計図や加工方法を書くために必要です。続いてカッターナイフや紙やすり、ボンドなどです。これらは船を組み立てたり仕上げの作業などに必要になります。
また分解して組み立てるタイプであれば、瓶の中で作業をすることになるので、長めのピンセットも用意しておきましょう。
他にも船の塗装などを考えるなら、絵の具や筆類、エアブラシやスプレー、模型用の塗料といったものも重要です。これらは好みによって変わってくるので、自分が良いと思うものを選びましょう。
いきなり組み立てるタイプから始めるのは失敗しやすいので、最初は組み立てキットなどを使い練習してみることをおすすめします。
この組み立てキットは現在多くのメーカーから販売されており、初心者用のものも存在します。また最近では見栄えやできが良いものも多くあるので、これを作って飾るだけでも満足できます。
これらのキットや模型、作業用品にかかる費用はものによって様々ですが、基本的には5000円から一万程度かかります。またこだわろうと思えば良い材料を使ったりもできるので、お金をかけようと思えばいくらでもかけられます。
ボトルシップの教室に通ってスキルアップ
一人で作るのが難しいと思う方はボトルシップの教室が開かれているところもあるので、そこを利用すると良いでしょう。
ボトルシップの教室であれば、専門のプロの方が丁寧に教えてくれますし、綺麗に仕上げることもできます。気になる方は地元で教室が開かれているのかを調べてみましょう。
ボトルシップを趣味として始めるなら一番大事な要素が「時間」です。こだわって作ろうと思えば10時間や20時間以上の時間は当たり前ですし、なかには三ヶ月や四か月以上製作に時間をかける人もいます。
長い時間をかけて楽しむ趣味になりますが、その分だけ達成感も大きいです。ボトルシップを趣味としてはじめる方が多いのはこの達成感を味わうためといっても過言ではありません。
長い時間の作業を得意としている方や、細かい作業が好きな方はボトルシップ製作が向いている方です。心当たりがある方は一度試しに作ってみましょう。